1,400円+税 発行:株式会社ネコ・パブリッシング
今号の特集テーマは、「マイクロ婚をしよう」です。決まった進行、予定調和な演出、会場への持ち込み料の問題など、結婚式への不満は以前からありました。さらにコロナ禍で盛大に催すことへの疑問も。今まさに、日本のウエディングは転換点を迎えています。そこで、注目されているのがマイクロ婚。肉親に近い家族や特に親しい友人だけを招待するというコンパクトなウエディングで、ミニとセレモニーを合わせた造語、ミニモニーとも言います。これはマーサ・スチュワートが提唱する、「“Less is More”=少ないということは豊かなこと」に通じる、小さいほど、柔軟な対応で創造性が発揮されることをよく表すウエディングスタイルになります。
マイクロ婚の成功の秘訣は、トレンドやブームに乗せられたテーマに頼ることではなく、二人の好きなものをストーリーにすることなのだと思います。少人数なら調整がしやすいので、海が一望できるガーデンやビーチでのサンセット挙式、オーベルジュ、歴史的な建造物を貸切るなど、テーマで会場を選ぶことから始まります。なんと言っても、3時間ほどで終わる披露宴ではなく1日であること。時間にゆとりがあるのでみんながリラックス。終日貸切りにした会場や旅をしながら数日間の滞在を楽しむウエディングなど、新しいラグジュアリースティ&ウエディングをご紹介します。
今回、特集の撮影は沖縄で行いました。目の前に海が広がる会場は、安心安全な滞在でかけがえのない思い出をつくる素晴らしい環境でした。また、沖縄の独特な美しいグリーンは、ロケーションフォトに絶好です。その他、洗練されたペーパーアイテムやウエディングにおけるトラブルを回避する方法、優雅なハネムーンにふさわしいグランドオープンしたホテルなどなど、お楽しみに!
MARTHA STEWART Weddings JAPAN
編集長 島田みさ
結婚式は、もう座って見ているだけではありません。マイクロ婚ならゲストも参加者。アクティビティやダンス、美味しい食事や飲み物をゲストとともに存分に楽しみ、花嫁花婿と同じ喜びの時間を共有するお祝いになります。小規模なので好きな場所が選べるのも嬉しい。儀礼的な形式通りの進行にこだわらないことで無駄な出費が減り、有効的なお金の使い方ができるため、おもてなしをラグジュアリーにすることができます。かつての流行語、地味婚との違いはここです。せっかくの人生の一大イベント、もっとハッピーな二人らしいウエディングを実現してください。
コリーンとスティーブは、楽しいことが大好きなカップル。ずっと前から、コリーンには心に描いていた結婚式がありました。それはたくさんのリボンとあふれかえるほどの花で満たしたいということ。コリーンがいちばん好きなバラをメインに、カーネション、ラナンキュラスをアレンジした会場は、統一感があり人の心を揺さぶる可愛らしさが唯一無二の感動を与えます。
会場に合うデザインのペーパーアイテムを用意して、ゲストをあなたと同じくらいワクワクさせましょう。ここでは素敵なウエディング会場を5つ選び、グラフィックデザイナーと文具店にお願いして、それぞれにふさわしいデザインとプリントをしてもらいました。どれもその場所の大切なエッセンスを捉えつつ、忘れられない結婚式を予感させるものばかりです。
マーサの著書 『Martha’s Flowers: A Practical Guide to Growing, Gathering, and Enjoying』(マーサのお花;育て方、生け方、楽しみ方の実践ガイド)がクラークソン ポッター社から出版されています。本のなかでマーサは、「私の庭が、いつでもみんなにとってアイデアの宝庫でありますように」と、書いています。こちらでそのアイデアの一部をお見せしましょう。あなたのウエディングにぴったりな装花が見つかるかもしれません。
大人のマイクロ婚 & ハネムーンにふさわしいラグジュアリーなグランドオープンしたホテルをご紹介。ハレクラニ沖縄、星のや沖縄、フサキビーチリゾート ホテル & ヴィラズ、ザ・リッツ カールトン日光ほか。
挙式スタイルの自由化が進み、動きやすくて軽やかな、刺激的なコレクションが続々登場。マイクロ婚とホテル婚に沿って、ふさわしいドレスを解説します。
詳しい情報は雑誌をチェック
a Memorable Micro Wedding
好きな場所 ! 好きな進行で!
マイクロ婚をしよう
MARTHA STEWART Weddings JAPAN ISSUE No.7
2020年10月15日(木)発売
発売1,400円+税 発行:株式会社ネコ・パブリッシング