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トリートが定義する「エンパワーされた女性」とは、常識や習慣、他人の評価にとらわれることなく、自らの信念に従って行動する自律した女性
連載第2回目は、2020年8月末にミス・トリートに初上陸した、メゾン・ラビ・ケィローズのバイイングストーリーについてお届けします。昨年末に発足した、ブランドマーケティングチームのメンバー4名にインタビュー。新たなトリートの”旅”がはじまります。
【インタビュイー】
西本沙綾氏 | 株式会社トリート MD
飯島智子氏 | 株式会社トリート PRESS
多田恵氏 | 株式会社トリート Miss TREAT ドレスコーディネーター
井谷文香氏 | 株式会社トリート Miss TREAT ドレスコーディネーター
「maison rabih kayrouz」のニュース記事はこちら
トリート第2章のはじまり
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おしゃれな花嫁の憧れのウェディングドレスセレクトショップである、ザ・トリート・ドレッシング。15年前に業界で初めてニューヨークブライダルマーケットでのバイイングをスタートさせ、オスカー・デ・ラ・レンタやモニーク・ルイリエ、レラ・ローズ、キャロリーナ・へレラなど名だたるトップブランドを取り扱い、業界をも牽引してきた。2019年にはコンセプトショップのミス・トリートが誕生し、ウェディングドレスにこだわることのできる文化を創造し、エンパワーメントなスタイルを提案している。
そんなウェディングドレスのセレクトショップを展開するトリートに2019年12月、ブランドマーケティングチームが発足した。チームのミッションは、単にトレンドを追ったドレスではなく、花嫁にずっと愛してもらえる、そして自分たちも愛せる、日本未上陸のブランドやドレスを世界中から見つけること。メンバーには、MDの西本沙綾氏を筆頭にプレスの飯島智子氏、ドレスコーディネーターの多田恵氏と井谷文香氏が参画している。
「わたしたちは、先輩方が築き上げてくださったこの15年の歴史をリスペクトしています。そしてこれからもトレンドセッターとして新たなネクストブランドを見つけ、花嫁様へ最愛の1着をお届けしたいという想いの元、ブランドマーケティングチームが生まれました。これまでを『トリート第1章』とするならば、これからは『トリート第2章』の始まりです。」
メゾン・ラビ・ケィローズとの出会い
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「トリート第2章」の最初のバイイング・トリップは、イギリス・ロンドンとフランス・パリ。今回はパリで出会い、2020年8月からミス・トリートで取り扱いをスタートした メゾン・ラビ・ケィローズ(maison rabih kayrouz)とそのバイイングについて伺った。
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− メゾン・ラビ・ケィローズとパリの印象はどうでしたか?
井谷氏:私たちがパリに出張した時、ちょうどストライキがあり、街の雰囲気は少し物々しくて、正直不安もありました。でも、そんな不安を溶かしてくれたのがメゾン・ラビ・ケィローズとの出会いでした。
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井谷氏:大きな扉を開けた先の細い小道を抜けると見える白い建物は、たくさんのグリーンに包まれていて、それだけでまるでアートのようでした。階段をのぼっていくと、おしゃれなパタンナーさんがいらっしゃって、その下にはカラフルな生地の反物がたくさんあり、まるでプレゼンテーションみたいだったんです。「IT'S COUTURE BABY(クチュール・ベイビー)」のネオンにヴィンテージのティーカップ・・・とドレスを見る前から心をくすぐられるその世界観に圧倒されました。ここには、絶対に私たちが好きなものがある!と予感がしました。
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− 実際にドレスをご覧になって、どのように感じましたか?
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井谷氏:メゾン・ラビ・ケィローズのドレスは、一見スレンダーラインでライトな素材に見えるのですが、着てみると高級感のある素材をセレクトされていてとても着心地が良く、袖の部分がグログランになっていてディテールもかわいく、とても丁寧に作られていてラグジュアリー感がありました。瞬時にこれは買い付けたいと思いました。
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バイイング(特に新しいブランドとの出会い)は、まるで恋愛のようなもの。ブランドの世界観だけでなく、買い付けのロット数や日本人に合わせたデザイン変更が可能かどうかなど様々な制限が存在するケースもあり、実はハードルが高くお互いの想いが合致するのはまさに奇跡。だからこそ、メゾン・ラビ・ケィローズとの出会いは必然のようだったと語る。
井谷氏:デザイナーのラビさんが「僕は全ての女性を輝かせるための1着を作りたいといつも思っている。」とおっしゃって、その瞬間号泣してしまったんです。ああ、このドレスは私たちトリートが取り扱うべきだ、という使命感のような(笑)心が通じ合ったような瞬間でした。
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− 買い付けるかどうかの最終判断は日本に戻ってチームで話し合うそうですが、皆さんの意見は一致でしたか?
飯島氏:私たちは日本にいたのですが、出張中毎日のようにライン電話があって、リアルな声が届いていました。メゾン・ラビ・ケィローズとの出会いについては、熱いメッセージがあって、その文面だけを見て、あ!(井谷)文香さん号泣したんだろうな、とわかりました。(一同笑い)読んでいるだけで鳥肌がたちました。ドレスを見なくても文香さんが良いブランドだと言うなら間違いないと信じていましたね。
多田氏:私も送られてきたアトリエや職人さんたちのお写真を見るだけで、ドレスだけでなく、すべてにおいてセンスが本当によくて、心をくすぐられました。ラビさんのお人柄も世界観もすべてに感動したのを覚えています。
西本氏:メゾン・ラビ・ケィローズをミス・トリートで取り扱いたいと聞いて正直、ザ・トリート・ドレッシングでも取り扱いたい、と思ったくらい大好きなブランドです。(一同笑い)でも、ラビさんの想いやブランドの世界観を伺って、やっぱりミス・トリートっぽいとちゃんと冷静に判断できました。自分の結婚式はもう済んでしまいましたが、このドレスが着たかったです。(笑)それくらい好きです。
メゾン・ラビ・ケィローズのドレスをスタイリング
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メゾン・ラビ・ケィローズのドレスは、日常の延長でファッショナブルな着こなしがしたい花嫁や個性を放つ強くしなやかな女性におすすめ。まさに自らの信念に従って行動する自律した女性に、自分らしさを盛り込んで楽しんで身に纏ってほしいドレスだ。
―メゾン・ラビ・ケィローズのドレスにはどのようなスタイリングをおすすめしていますか?
多田氏:私たちは、花嫁様お一人お一人の雰囲気に合わせてアクセサリーなどのコーディネートをご提案しますが、メゾン・ラビ・ケィローズのドレスには、一粒パールのようなウェディングの定番ではなく、少しファッション・フォワードなジュエリーが合うと思います。例えば、アシメントリーなイヤリングやピアスなどがおすすめです。
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井谷氏: シューズも「結婚式だからホワイト系」という固定観念にとらわれず、ブラックのサンダルなどでもモダンな雰囲気で合うと思います。アクセサリーやシューズで“自分らしさ”や“遊び心”を楽しんで欲しいですね。
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― ミス・トリートは提携会場がないので、まずはドレスから決めてコーディネーターに会場を相談することも可能と伺いました。メゾン・ラビ・ケィローズのドレスと相性の良い会場やコーディネートを教えてください。
井谷氏:実は、自分自身の結婚式でもアフターパーティーなどで着たいと思っているんですが、個人的には邸宅を貸し切ってのガーデンパーティーが合いそうだなと思っています。大切な家族や友人だけを集めてカジュアルな感じで、夜はガーデンに出てノリノリの音楽がかかって・・・というウェディングがしたいですし、きっと合うと思います。
多田氏:私も同じことを考えていました!(一同笑い)キャンドルをたくさん灯したガーデンでのナイトウェディングで、長テーブルに座ってワイン片手に・・・なんて合うと思います。日本でもそういったヴェニュー(会場)が増えると良いですよね。
西本氏:ワイナリーやナチュラルな雰囲気のレストランでのパーティーにも合いそうですね。
飯島氏:カジュアルでナチュラルな雰囲気はもちろんですが、ドレスがシンプルなぶん、あえてモダンラグジュアリーなホテルでウェディングフォトとかも素敵だと思います。香港のローズウッドホテルや日本だったらアマンとか。ドレスも映えると思います。
世界中の女性を笑顔にできて、自信を持って一歩を踏み出してもらえるようなドレスを!
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メゾン・ラビ・ケィローズのドレスは様々な顔を見せてくれる。どうやら無限大の可能性を秘めたドレスのようだ。それには理由がある。パリオートクチュールショーに毎シーズン公式デザイナーとして参加するラビは「僕は世界のすべての女性を尊敬している。だから一人でも多くの女性を笑顔にできて、自信を持って一歩を踏み出してもらえるような服を作り続けたいと思っている。」そんな女性へのリスペクトがつまったコレクションを発表しているのだ。彼のランウェイでは人種や年齢、体型もさまざまなモデルが起用されていてダイバーシティを体現している。
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ラビのブライダルラインも同様に、自分らしさを追求したい女性にぴったりのドレスだ。トリートが定義する「エンパワーされた女性」たちを輝かせてくれるドレスといえる。
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トリートの観察力と洞察力
トリートは、その世界観が唯一無二と言われてきた。審美眼が優れているからだけではなく、そこには彼女たちそれぞれが日々培っている観察力と洞察力があるからだろう。花嫁や後輩たちに最高のアウトプットができるように、日常でもバイイングなどの海外出張でも彼女たちはいつも感覚を研ぎ澄ましている。
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バイイングトリップでは、観光の時間など一切ない。分刻みのアポイントメントの合間に少しでも時間ができればグーグルマップに登録しておいたお気に入りリストからショップやデパート、ホテルを見つけてダッシュし、インプットの時間にあてる。こうしてトリートの世界観は「女性ごころをくすぐる」を軸に磨かれている。
― 特に海外出張では、様々なことを吸収されると思うのですが、みなさんの審美眼はどのように培われているのでしょうか?
西本氏:私は、普段お洋服のセレクトショップに行くと、どんなブランドを買い付けていらっしゃるかというバイヤー目線で、またこのブランドとあのブランドを何故隣り合わせに置いたのかとか、同じセーターでもたたみとハンガー掛けにしたのは何故かというVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイザー)目線でも見てしまいますね。カタログの作り方や英語の表現など、とにかく気づいたことは携帯のメモフォルダに入れたり、手帳の日付けのところにメモをして、あの出張の時にこんなことを考えていたなと見返したりして参考にしています。あと、ブランド・マーケティングチームはみんなしていると思うのですが、カフェやレストランで素敵な音楽が流れてきたら、次のドレスショーに使えそう!とすぐにシャザムします。(一同笑い)
井谷氏:そうですね。特に海外出張ではインプットをして帰ろうという想いが非常に強いと思います。私は、レストランでもショップでもとにかく漏れのないように写真を撮りまくっています。(笑)あとは、アトリエやショールームの雰囲気はめいっぱい吸収して、全国のトリートのコーディネーターにきちんと伝えることで花嫁様へもその世界観が伝わるサイクルを作れるように心がけています。感じたことを正しくアウトプットできるように自分の中で落とし込んでいる感じですね。今回の出張でもたくさんのことを吸収しましたが、一番はメゾン・ラビ・ケィローズのアトリエを五感で感じ取れたこと。見るもの触れるもの、そしていただいたお茶も今でも鮮明に覚えています。
飯島氏:私は、レストランのメニュー表の材質やフォントを見ますね。そういったディテールが世界観となって、実際にどう伝わっているのか俯瞰で見ます。あと、海外出張に行くときは、訪問先のブランドやその日のスケジュールによって今日はフェミニン、今日はモードという風にテーマを考えてメイクやファッションに反映させています。海外の方たちは素敵だと感じたら「かわいいセーターね」とか「きれいな髪ね」と声をかけてくれるので、メイクもファッションも私にとってはコミュニケーションツールです。プレスという職業柄、常にインプットしていないと不安なんです。(一同笑い)誰よりもハイレベルなアウトプットをしないといけない、だから誰よりもハイレベルなインプットをしなければという恐怖感・・・いえ、使命感があります。(一同笑い)
トリートには、ファッションが好きなスタッフが多いと言う。しかも「ただ好き」というレベルではなく、好きなものを深く深く掘り下げているので、インプットのレベルが高い。最後にブランドマーケティングチームが「トリートスタイル」をつくる極意を教えてくれた。
「トリートのコーディネーターは、お客様にお会いして、瞬時にどんなウェディングドレスやスタイルが似合うか判断してご提案しているのですが、それは観察力だけでなく、洞察力が長けているからだと自信をもって言えます!それがわたしたちトリートなんです。」
「トリート第2章」はまだ始まったばかりだが、これからいったいどんな愛すべきドレスを私たちに届けてくれるのか楽しみだ。
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第2章の幕開けに新しく仲間入りしたメゾン・ラビ・ケィローズは、ミス・トリートで試着が可能。提携会場のないミス・トリートでは、コロナ禍で結婚式を挙げようか迷っていたり、不安に感じている花嫁たちにオープンマインドで相談を聞いてくれるコーディネーターが貴女を待っている。ぜひ、トリートのメンバーに会いに行ってみてほしい。
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THE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング)
コンセプト:「女性ごころをくすぐる世界をお届けする」を理念に、世界中の旬なドレスを揃え、日本のウェディング業界の常識にとらわれることなく常にトレンドセッターであり続ける。
公式HP:
https://www.treatdressing.jp公式Instagram:@thetreatdressing
Miss TREAT(ミス・トリート)
コンセプト:「結婚が決まったらまずは式場選びから」という常識にとらわれることなく「ウェディングドレスにこだわることのできる文化を創造しエンパワーメントなスタイルを提案する。
公式HP:
https://misstreat.jp公式Instagram:@misstreat_
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Crews of TREAT 今回登場したトリートメンバー
西本沙綾(にしもと さあや) | 株式会社トリート MD
2011年新卒入社。ドレスコーディネーター、店舗マネージャーの経験を経てMDに着任。「ファッション業界とウェディング業界の境界線を無くす」ことを掲げて業界の常識に囚われない買い付けに挑戦し続けている。
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飯島智子(いいじま ともこ) | 株式会社トリート PRESS
2015年新卒入社。ドレスコーディネーターの経験を経て、PRに着任。TREAT MAGAZINEの製作や新ブランドの買い付けなどを通しながら、トリートのストーリーテリングと心くすぐる世界観を創造し続けている。
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多田 恵(ただ めぐみ) | 株式会社トリート Miss TREAT ドレスコーディネーター
2013年新卒入社。トップドレスコーディネーターとしてニューヨークへの買い付けにも同行。その経験を踏まえ、今も最前線でお客様のニーズに耳を傾ける。
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井谷 文香(いたに あやか) | 株式会社トリート Miss TREAT ドレスコーディネーター
2013年新卒入社。トップドレスコーディネーターとしてフリー会場のお客様のお手伝い数歴代一位。ミス・トリートの立ち上げの経験も活かし、最先端のブライズスタイルを模索し続けている。
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FROM >>> NEW YORK
NY在住・NY EDITIONの松本が「ニューヨーク」「エンパワード・ウーマン」「ウェディング」etc.様々な切り口でお届けする、おまけミニコラム。
11月のアメリカ大統領選までカウントダウンが始まった。トランプ大統領と民主党バイデン氏のまるで小学生の言い合いのような討論会からの、まさかのトランプ&メラニア&その仲間たちが新型コロナウイルス感染かと思いきや、数日でトランプ回復からのパンデミック状況を軽視する発言や行動・・・と日々お昼のドラマのようなアメリカ。
その大統領選で注目を浴びている女性と言えば・・・民主党副大統領候補のカマラ・ハリス女史だ。ジャマイカ人の父とインド人の母の元に生まれた移民2世のカマラは元検察官でカリフォルニア州の法執行官を務めた最初の女性且つ最初の黒人女性というまさに自分の道を切り開いていくエンパワードウーマンの代名詞。
そんなカマラと夫ダグラス・エムホフが今夏で結婚6周年を迎えた。ふたりの結婚式は、お互いの文化を融合したスタイルで執り行われ、ハリスの母方のルーツであるインドの風習を称えてダグラスの首には花輪がかけられ、式のラストはユダヤ教徒であるダグラスの伝統にならって2人でグラスを割って祝ったという。ダグラスは弁護士の傍ら、民主党副大統領候補である妻・カマラをサポート中。
ダグラスのインスタグラムのアイコンはカマラとのツーショットでプロフィールには「
@kamalaharris Hubby.」(「Hubby」とは「Husband:夫」のくだけた表現で、ラブラブ感満載の言い回し!)とあり、お茶目でカマラへの愛に溢れた人柄がうかがえる。輝くエンパワードウーマンに必要な存在はユーモアと深い愛情を兼ね備えたパートナー?!
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Write & Edit by AYUKA MATSUMOTO