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BRIDAL NEWS

NY EDITION

【NY連載】松本亜佑香のLovely Style in NYC vol. 1 「お花のある暮らし 後編」

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NY連載「松本亜佑香のLovely Style in NYC」では
ニューヨーク在住のEditor at Large 松本亜佑香が
ウェディングの枠を飛び越えて食やファッション、ビューティー、ウェルネスなど
ニューヨークでのリアルライフスタイルを通して様々な情報を発信しています

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前編でご紹介した、一般向けのホールセールフラワーショップ NYCフラワー・マーケットのお花たち

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マーサ・スチュワート ウェディングス ジャパンをご覧の皆様ごきげんよう。オンラインEditor at Largeの松本亜佑香です。

松本亜佑香のLovely Style in NYC第1弾は「お花のある暮らし」。 前編では、私が自宅で楽しんでいるお花やNYのお花事情についてご紹介しましたが、後編では、今旬なニューヨーク・フローリストの方達をご紹介します。そして!今回は、連載用に特別にフラワーアレンジメントもしていただいたので、お花への愛に溢れる素敵なフラワーピースとライフスタイルコーディネートもお届けします。

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Adore Floral(アドアー・フローラル)

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Courtesy of Adore Floral

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ノーホーを拠点にウェディングやイベントのフラワーデザインのほか、マンハッタンやブルックリンへ毎日お花の配達を行っている アドアー・フローラル(Adore Floral)。こだわりぬいたセレクションとアレンジメントでお花を愛する全ての人に寄り添うフラワーショップだ。

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Courtesy of Adore Floral

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アドアー・フローラルのオーナーでリードデザイナーの内野千代美(Chiyomi Uchino)さんは、ご主人の家業が生花店だったことがきっかけで約15年前にご主人と開業したそう。実は彼女自身、幼少期から「お花屋さんになる」夢を持っていて、まさに運命的な出会いからの起業。当時のニューヨークの生花店は敷居が高い印象だった為「私たちのお店はもっと気軽に立ち寄れる花屋にしよう!」とお花のセレクションにこだわるだけでなく手の届きやすい価格設定にした。とにかくお花を愛していて「お花のことだったらずっと話せます!」という千代美さん。クライアントには、クロエやサン・ローランなどのファッションブランドからディズニー、スポティファイといった企業、またクロスビーホテルやグラマシーパークホテルなどニューヨークのお洒落ホテルが名を連ねる。

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Q. 今回のテーマ「お花のある暮らし」でアレンジメントいただいたお花について

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

甘酸っぱい初恋を彷彿させるようなキュンとする色使いの千代美さんのアレンジメントのバックには
同系色が彩られたブレア・ブレインステインのロダルテ・ガールズのアートを飾って。
ラブリーな雰囲気に爽やかさを感じる千代美さんのアレンジメントを見ているとロゼワインを飲みたくなる気分。

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内野千代美さん:ちょうどとても可愛い薔薇が入荷したので、その薔薇を中心に季節物のスプレーローズと私の大好きなサーモンピンクのシャクヤクを混ぜて作りました。昨今のニューヨークのトレンドはナチュラルやワイルド志向で、少し日本の生け花にも通ずるスタイルなんです。私は、常に枝や茎の様子、花の向きにインスピレーションを得てアレンジするようにしています。また、アドアー・フローラルでは花瓶の中にチキンワイヤーを入れて形を作っていきます。ご自宅でアレンジする際もワイヤーがあるだけで、アレンジがかなりしやすくなるので、読者の皆様も是非試してみてくださいね。

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

葉や花の向きにインスパイアされるという千代美さんのアレンジメントには遊び心があり、
まるで花たちがダンスしているような軽やかさの魔法がかけられている。

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Q. ご自宅やプライベートでのお花の楽しみ方について

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内野千代美さん:仕事では、お祝い事や贈呈物のご依頼が多いので、いろんな花を組み合わせ華やかなものを作りますが、自宅に飾る花はシンプルに、特にその季節にしか楽しめないものを飾るようにしています。例えばスィートピーを単色で20〜30本飾るとかシャクヤク1本だけを楽しんだり、春先であれば桜などの枝物を数本飾ります。花が蕾から開いて色が変わり、枯れるまでの工程を楽しむのも良いものです。個人的にはエフォートレスに飾るのが好きですね。ご自宅で花を飾る際は花が映える空間を作ることが大事。「ここに花を置く」と決めた場所をつくったり花のためにお部屋を片付けたりして楽しんで欲しいです。

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Courtesy of Adore Floral

様々なイベントデザインにも引っ張りだこの千代美さん率いるアドアー・フローラル。
写真左は、クロエのインフルエンサー向けパフュームイベントをロマンチックに演出。
写真右はお洒落炭酸水ブランド・ラクロワのプロモーションイベントでのエキゾチックな装飾。
千代美さんのつくりあげる花の世界観はいきいきしていてまるで彼女の笑顔のようだ。

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アドアー・フローラル(Adore Floral)では、日本語でのウェディング装花やブーケも相談可能。
▪️ウェディング装花:価格に関してはご相談ください。
▪️ブーケ:USD 250.00 〜

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Adore Floral(アドアー・フローラル)

住所:53 Bond St, New York, NY 10012
電話番号:+1 (212) 925-8182
Instagram: @adore_nyc

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ÉLAN FLOWERS(エラン・フラワーズ)

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Courtesy of ÉLAN FLOWERS

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ソーホーに美しいスタジオ兼ショップを構える エラン・フラワーズ(ÉLAN FLOWERS)は、前オーナーの代から30年以上の歴史をもつフラワーデザインハウス。五感に訴え、喜びに満ち溢れたエクスペリエンスを提供したいという想いのもと、クラシックな美学にモダンツイストがミックスされたデザインが魅力だ。

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Courtesy of ÉLAN FLOWERS

温かいお人柄のYukoさんがアレンジするフラワーピースはぬくもりと優しさに包まれている。
彼女の息吹が宿るデザインは、きっとあなたの琴線に触れるはず。

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そんなエラン・フラワーズのヘッドデザイナーとして活躍するのが、2013年に先代からヘッドハンティングされ、リードデザイナーとしてエラン・フラワーズを牽引しているYuko(ゆうこ)さんだ。彼女はフラワーデザインだけでなく、ウェブサイトのリブランディングからオンラインショップのシグネチャーコレクション、ウェディングをはじめとしたイベントのデザインまで手がける。クライアントには、シャネル、ディオール、ルイヴィトンなどハイエンドファッション系をメインに持つ人気フラワーデザイナーだ。

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Q. 今回のテーマ「お花のある暮らし」でアレンジメントいただいたお花について

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

エラン・フラワーズの「Vintage Pinks」はサンクチュアリスポットに。
アントワープに旅した時、宿泊先のオーナーが「思い出に」とくれたヴィンテージの十字架や
初めてのメゾン・ラビ・ケィローズのパリオートクチュールショーのインビテーション、
お気に入りのキャンドル・・・
そんな愛おしい思い出たちが集まる場所をYukoさんのフラワーピースが美しい郷愁感で演出してくれる。

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Yukoさん:エラン・フラワーズのアレンジメントは、すべてガーデンスタイルで一輪ずつ丁寧に茎をスパイラルにアレンジしています。花の先端から茎の終わりまでのナチュラルな姿を楽しんでいただけるようにあえて茎を隠さずガラスの花瓶を合わせています。こうすることで、ご自宅でも花の種類に合わせた処理の仕方ができ、花瓶の水が減った状態でも全ての茎が花瓶の底に届いていることで水が下がるのを防いで、長く楽しんでいただけるんです。今回お届けした「Vintage Pinks」は、透き通ったピンクだけでなくピーチ系ピンクやアンテイークな色合いのピンクまでバリエーション豊かなピンクの花たちをグリーンとアンテイークな雰囲気のアジサイでまとめています。今の季節だからこそシャクヤクやラナンキュラスを楽しんでいただきたいですね。

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

Yukoさんのアレンジメントは、思わず笑顔がこぼれそうになる。まさに喜びに満ち溢れたエクスペリエンスだ。

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Q. ご自宅やプライベートでのお花の楽しみ方について

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Yukoさん:仕事ではニューヨーカーが好むような様々な種類のお花をボリュームが出るようにアレンジしますが、自宅で花を飾ることは実はほとんどありません。本当に心惹かれる花があれば、フラワー・マーケットで自分用に購入しますが、ほとんど一種類の花をポーンと花瓶に投げ入れるだけで特に手は加えないんです。特に日本から来た花にはついつい手が伸びてしまいます。子供の頃、庭に咲いていたコデマリやユキヤナギなど即買いしますね。日本の四季が恋しいです!

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Bouquet by Yuko Hasegawa, ÉLAN FLOWERS | Photo by Hiroko Photography

季節やイベント期のスケジュールによりますが、ウォーク・インでのブーケの相談に対応してくれることも。
写真は、多忙を極めるニューヨーク在住のドクターである花嫁が急遽ウェディングフォト前日に
Yukoさんに依頼し、彼女をイメージして作られたエネルギッシュでスイートなブーケ。

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エラン・フラワーズ(ÉLAN FLOWERS)では、日本語でのウェディング装花やブーケも相談可能。
▪️ウェディング装花:価格に関してはご相談ください。
▪️ブーケ:USD 250.00 〜

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エラン・フラワーズ(ÉLAN FLOWERS)

住所: 26 Grand St, New York, NY 10013
電話番号:+1 (212) 240-9033
Instagram: @elanflowers

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EriN Design International(エリン・デザイン・インターナショナル)

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Courtesy of EriN Design International

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ニューヨークをベースにエッジを効かせたエレガントでドリームライクな装飾を得意とする エリン・デザイン・インターナショナル(EriN Design International)。まるで芸術画のような色彩感覚で表現されるフラワーデザインに魅了されるニューヨーカーたちも多い。

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Courtesy of EriN Design International

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エリン・デザイン・インターナショナルのファウンダー兼クリエイティブ・フローラルデザイナーの永田絵梨子(Eriko Nagata)さんは、東京、ハワイ、パリでフローリストとして経験を積み、2015年からニューヨークに拠点を移し活躍している。アレキサンダーワンNY本店、ザ・ロウ のファッションショー、ナイキなどのブランドイベントやヴィクター&ロルフ、ティファニーといった広告撮影のフラワースタイリング、ウェディング装飾など幅広く手がけている、これからのニューヨークフラワー業界を牽引する新進気鋭のデザイナーだ。最近では、日本人アーティストSEKAI NO OWARIがグローバル展開するEnd Of The Worldのシングルカバー写真の花のアートディレクションを手掛けたことでも注目されている。

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Q. 今回のテーマ「お花のある暮らし」でアレンジメントいただいたお花について

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

雨上がりのバルコニーで、セントラルパークの新緑をバックに絵梨子さんの荘厳なアレンジメントを愛でる時間。
最近、どハマりしているサン・セバスチャン・チーズケーキを焼いて、キャンドルを灯しておうちカフェ。
絵梨子さんのお花と調和するようなシール トゥルードンのキャンドル、ヘメラは
バーグドルフ・グッドマンのデコラティヴ・ホームセクションのスペシャリスト・Ikumiさんがおすすめしてくれたもの。

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永田絵梨子さん:私は、季節の花へのリスペクトと感謝の気持ちを大切に花を選んでいます。とても美しいフランスのシャクヤクに出会い、昔訪れたフランスのバカテル公園の風景が蘇りシックな色合いのガーデンを切り取ったデザインにしました。繊細な草花や実物も取り入れてアレンジ自体にまるで爽やかな風が通ったような動き、そして奥行きと深みをだしています。

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

絵を描くことも好きな絵梨子さんのお花はまるで美術館かアートギャラリーから出てきたような神秘的で壮麗な雰囲気が漂う。
まさに芸術作品だ。

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Q. ご自宅やプライベートでのお花の楽しみ方について

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永田絵梨子さん:自宅では剣山にさして「モダンIkebana」というスタイルの作品を作って撮影をして楽しんでいます。仕事では、花の顔が正面にくることが当たり前なのですが、プライベートでは一本の茎から花の顔の裏まで個性をじっくり見て夫々の花のかわいいところを探究したりしています。後ろ姿も愛おしくなるんですよね。また、現在はサステイナブルな取り組みとして、余った花や枯れた花など廃棄される花を再利用できればと思い、押し花や染料として使用するアートプロジェクトUpcycled projectにも取り組んでいます。

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Produced by EAM | Photo by Masato Onoda

2018年から絵梨子さんがフラワー& プロップスデザイナーとして参画している
ニューヨーク・ウェディングフォト・プロダクションのEAM。
ファッション誌から飛び出したようなモードなウェディングフォトを提案している。
(ちなみに、私・松本もEAMのクリエイティブ・プロデューサーとして参加しています!)

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エリン・デザイン・インターナショナル(EriN Design International)では、日本語でのウェディング装花やブーケも相談可能。
▪️ウェディング装花・ブーケ(共に):価格に関してはご相談ください。

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エリン・デザイン・インターナショナル(EriN Design International)
お問い合わせ先:こちらの フォームから
Instagram: @erindesign_eriko

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Flowers by Ford(フラワーズ・バイ・フォード)

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Photo by Tiffany Bruner

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フラワーズ・バイ・フォード(Flowers by Ford)は、ブルックリン拠点のフラワーデザイン会社。自然への敬意や喜びをデザインに落とし込むアレンジメントと独特の色彩感覚が魅力のフローリストだ。

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Photo by Tiffany Bruner

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ファウンダーでデザイナーのモリー・フォード(Molly Ford)さんは今から6年前にオクラホマで花の仕事をスタート。彼女は、幼少期あまり裕福な家庭ではなかったが、それが今の自分を作っていると語る。彼女の両親はとてもウィットに富んだクリエイティブマインドを持っていて、ないものは自分たちで作るような両親だったと言う。自宅の裏庭に生えていたツルを使って家具をすべて手作りしたり、壁紙の代わりに手描きで壁画を描いたり。日々の生活を楽しむ知恵を与えてくれた母親からの影響を強く受けている。彼女の両親から受け継いだクリエイティビティ、機転のはやさ、そして自然に対する喜びが今の彼女を、そしてフラワーズ・バイ・フォードをつくっていると言っても過言ではない。

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Q. 今回のテーマ「お花のある暮らし」でアレンジメントいただいたお花について

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

まるで小宇宙のような佇まいのモリーさんのフラワーピース。
日が落ちたら、ティーキャンドルと少しだけ背の高い高澤ろうそくを灯して美味しいお酒をヨッヘン・ホルツのワイングラスに注いで夜をスタート。

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モリー・フォードさん:今回のアレンジメントは、夏をイメージしました。季節のフルーツに、私の自宅に咲いていた花と2種類の蘭を合わせて、爽やかな夏の午後にいただくオレンジワインのように、軽やかでフレッシュな印象のアレンジです。自宅兼スタジオのリビングルームで、窓を開けてGirlhouseの『Knuckle Tattoo』を聴きながら、友人たちと集まってディナーを楽しむ様子を想像して作りました。

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

夜は艶美な、朝は清々しい表情を魅せるモリーさんのアレンジメントはまるで吸い込まれるような魅力を放っている。

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Q. ご自宅やプライベートでのお花の楽しみ方について

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モリー・フォードさん:私は自宅で花を楽しむことが好きです。でも、普段自分の為に花を購入することはほとんどありません。誰かにプレゼントすることは大好きなんですけどね。家の中に花を飾る際は、自宅の庭の木の枝を使うことが多いです。季節感を感じられるもの、高揚感を掻き立てる色、そして自然のフレッシュさを感じるために”外の風景”を”家の中”に持ち込むことが好きなんです。私は自然の中で多くのインスピレーションを得ています。枯れ草に吹き付ける風や、海の波に反射する夕日など。自然は、私にデザインの可能性を広げてくれるんです。

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Photo by Tiffany Bruner

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フラワーズ・バイ・フォード(Flowers by Ford)では、ウェディング装花やブーケも相談可能。
▪️ウェディング装花・ブーケ(共に):価格に関してはご相談ください。

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フラワーズ・バイ・フォード(Flowers by Ford) 
お問い合わせ先: molly@flowersbyford.com 
Instagram: @flowersbyford

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Putnam & Putnam(パットナム&パットナム)

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Courtesy of Putnam & Putnam

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パットナム&パットナム(Putnam & Putnam)は2014年にローンチし、現在はニューヨークとロサンゼルスを拠点に活動中のフラワーデザインブランドだ。彼らのロマンチックでドラマチックなデザインは、流行に敏感なファンが多く、クライアントにはグウィネス・パルトロー、ドリュー・バリモア、ビヨンセなどのセレブリティのほかブランドン・マックスウェル、バーグドルフ・グッドマンなどを持つ。

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Courtesy of Putnam & Putnam

写真左がマイキーこと、マイケル・パットナムさん。
写真右は夫のダロック・パットナムさん。最強のカップルユニットだ。

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フォトグラファーのダロック・パットナム(Darroch Putnam)さんと夫で元インテリアデザイナーのマイケル・パットナム(Michael Putnam)さんが創造する世界観はまさに唯一無二。彼らは花のガイドブック『Flower Color Guide』と色彩理論を基にしたインスピレーションガイドブック『Flower Color Theory』の2冊の書籍を発売している。また花にまつわるオンライン教育プラットフォームも立ち上げ、2021年秋には初の児童書『A Rainbow Blooms』の出版も予定し、花の伝道師としても精力的に活動している。

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Courtesy of Putnam & Putnam

現在、レジデンス(ご自宅)用のフラワーアレンジメントは、ご相談により可能。
クライアントそれぞれの空間に合わせた完全カスタムメイドが実現する。

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Q. ご自宅やプライベートでのお花の楽しみ方について

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マイケル・パットナムさん:いろんなお花を使ってアレンジメントをするとなると、どうしても仕事モードになってしまうので、自宅では花器に一種類の花を飾ることが多いです。あとは、動きのある枝物を飾ることも好き。私たち、ウィムジカルな雰囲気が大好きなんです!

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パットナム&パットナム(Putnam & Putnam)では、ウェディング装花やブーケも相談可能。
▪️ウェディング装花・ブーケ(共に):価格に関してはご相談ください。

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パットナム&パットナム(Putnam & Putnam)
お問い合わせ先: info@putnamflowers.com 
Instagram: @putnamflowers

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

エルメスの白い自転車にフラワーデザインを施したのは、老舗の レニー&リード(Renny & Reed)
リードとクリエイティブディレクターのサラが表現する世界は陶酔してしまうほどのオーセンティックな美しさだ。

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前編で「ニューヨークの街にはお花が溢れている」と書きましたが、つい先日マンハッタンのミートパッキングで初のフラワー・イベント L.E.A.F.が開催されました。

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

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イベントのオープニングにはニューヨークのビル・デブラシオ市長も駆けつけ、色とりどりの美しい花たちに囲まれながら、ニューヨーカーたちとニューヨーク復活を喜び合いました。

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Courtesy of EriN Design International

デニムブランド・フレームのショップ内に美しいアレンジメントを飾ったのは、今回ご紹介したエリン・デザイン・インターナショナル

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

今回ご紹介したフラワーズ・バイ・フォードと ピグスタイ(Pigsty)のコラボレーションによるフラワーインスタレーションは
その絶妙なカラーパレットと構図が道行くニューヨーカーの心を鷲掴みに。
実はこのイベントでモリーさんと出会い私がナンパ(笑)し、連載に急遽ご登場いただきました。

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約100名のフローリストによる華やかなフラワー・インスタレーションがストリートを彩ったL.E.A.F.。美しい花とニューヨーカーたちの笑顔であふれました。

花は私たちに癒しだけでなく、パワーを与えてくれる存在。COVID-19の影響でおうち時間が増え、花や植物を愛でる時間が増えた方も多いと思います。

米国調査会社アリズトン・アドバイザリー&インテリジェンス(Arizton Advisory & Intelligence)のリサーチによると、COVID-19の影響により米国のフラワーギフト市場は、2020年から2025年の間に5%以上のCAGRで成長すると予測されています。サプライチェーンの統合が進んでいる米国では、生花生産者が消費者に直接販売をするD2Cの流れが加速していて、またこれまでの豪華なブーケからシンプルなスタイルへの移行も注目されています。今後は、友人や大切な人にギフトとして花を贈ることが多いミレニアル世代へ向けて、サステイナブル且つ新しいフラワーデザインへの挑戦が求められている米国フラワー市場。特に注目すべきは西海岸から始まった日本の生け花にインスパイアされたスタイルのムーブメントで、米国では主流になりつつあります。(出典: Arizton

今回ご紹介したニューヨーク在住の日本人フローリストの方達にもますます注目です!

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

「観葉植物を枯らす人」だった私ですが、モンステラが生き返りました!

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6月15日にニューヨーク州・クオモ知事が、18歳以上のワクチン接種率(1回以上)が70%になったと発表し、少しずつ、でも着実にCOVID-19前のニューヨークが戻っていますが、個人的には引き続きお花や植物とのライフスタイルを楽しみたいと思っています。

皆さんは、おうちでどんなふうにお花や植物を楽しんでいますか?

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Photo by AYUKA MATSUMOTO

flower design & arrangement by Flowers by Ford

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さて、連載 vol. 2はニューヨークと言えば・・・ファッション!ということで7月は「ニューヨークファッション白書」 と題してお届けします。ニューヨーカーたちのリアルファッションスナップやWhat's in my bagをはじめ今注目すべきニューヨーク発デザイナーもご紹介予定です。どうぞお楽しみに。

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松本亜佑香のLovely Style in NYCでは読者の皆様からのリクエストをお待ちしております。
「ニューヨークで人気のウェディングプランナーとそのデザインが知りたい!」といった
ウェディングの質問から「ニューヨークで話題の食材は?」
「ニューヨークで働くエンパワード ウーマンのモーニングルーティンが知りたい!」など
ウェディングの枠を越えたリクエストでもOK!

マーサ・スチュワート ウェディングス ジャパンの公式インスタグラムのダイレクトメッセージ
またはメールアドレス hello@presentandco.comまでお送りください。
皆様からのたくさんのリクエストお待ちしております。

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Write & Edit by AYUKA MATSUMOTO

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松本亜佑香
Editor at Large / NY EDITION

ニューヨーク在住。大学卒業後、FMラジオナビゲーター等を経て、東京・ニューヨークの金融機関でイベント・IRコーディネーターなどを経験。​現在は、ニューヨークを拠点に世界中を飛び回りエマージング・デザイナーを発掘し日本へ繋げるファッション & ライフスタイル ナビゲーター、ウェディングプランニングやフォトグラフィーをプロデュースする EAMのファウンダー&クリエイティブ プロデューサーとして活動。また、日米のメディアでブライダルファッションに関しても執筆中。

official website | ayukamatsumoto.com 
instagram | @ayukamatsumoto_com